mini-z(ミニッツ)は改造やパーツの組み合わせ、ドリフトなどが人気のインドアRCシリーズである。4駆のミニッツが、MINI-Z AWD。
mini-z(ミニッツ)はホビーメーカー、タミヤに並ぶ京商のラジオコントロールカー分野の中の、一番小さなボディを持つインドアRCシリーズである。価格は4179円から21000円が揃っている。縮小比率は1/24、1/27、1/28、1/30、1/64、1/80である。最も小さいモデルはホイールベース7cmで全長10cmの手の平サイズの物もある。総て1/10スケールで当然のごとく装備されているラジオコントロールに必要な部品が小さくされて装備されている。無論前進後退、左右に曲がれる。その中核を成すのが1/27のレーサーとAWDだ。AWDは4輪駆動タイプである。車種は多岐に渡っている。大きなタイプでトレーラーやバス、トラック。同じ1/64スケールのミニカーを6台積載出来る物もある。他に乗用車、GTツーリングカー、バギーカー、クロスカントリー、F1がラインアップされている。
従来ラジオコントロールとは、大人の遊びだった。動かす様になるまでには組み立てが必要だし、何より金が掛かった。子供には決して手の出せる世界ではなかったのだ。それに外でしか動かす事が出来なかったので、もし事故が起きた時の責任の行く先は親に向けられた。アウトドアでのラジオコントロールは車は勿論、飛行機、ヘリコプター、戦車、船、潜水艦に及んだ。総て金が大量に掛かった。私も一時期1/10のフォーミュラーカーにどっぷり浸かっていた時期があった。レーシングカーのラジコンとは仲間が一緒でなければ面白くない。その時5〜6人の仲間が居て、一緒に走らせられたから続けられたのだ。しかし金が掛かり過ぎた。グリップの良いタイヤでないとコーナーは巧く曲がれないから、高いタイヤを買う。そのタイヤはスポンジタイヤと言って、摩耗が激しい。約36時間走ると使い物にならない程すり減るのだ。金の掛かる部品はそれだけではない。タイヤの次に掛かるのがバッテリーだ。バッテリーは最大容量をフル充電しても走行時間はせいぜい20分弱だった。多く長時間楽しむ為には10本以上必要だった。次がモーターだ。これが何のチューニングもされていない、量産型のモーターであったら安いのだがスピードは出ない。絶対的なスピードを得る為に高価なモーターに交換するのだ。スピードが速いモーターは概して電力消費が多大だ。このバッテリーは同時に受信機や複数個のサーボモーターにも電力を供給していたので、走行可能時間は更に短くなった。次がシャーシやサスペンション系だった。シャーシは特に走行ショックで湾曲するので、摩耗に因り寿命が来るのだ。サスペンション系はノーマル部品から、アルミ製の物に変えるのが常識だった。モーターに供給する電力を制御するのがアンプと呼ばれる部品だが、これも物に因って高価な物があった。特にアメリカ製には高性能で高価な物が多かったそして受信機、サーボ、プロポである。受信機は受信性能に差は殆どないが、大きさや重量が問題となった。サーボも大きさと重量が問題となったのは当然だが、一番重要だったのが反応速度だった。プロポとは送信機だ。車用プロポの多くはトリガーで前後を、ホイールで左右を操作出来たが、中には従来型(スティック式)を使う人も居た。送信電波はそれまでAMアナログを使っていたが、最近ではFMデジタルで直進信頼性を高めた物が普及している。しかし、ラジオコントロールの世界はここ数年で大きく様変わりした。
まさかラジオコントロールを部屋の中で出来るとは思ってもいなかった。これは画期的な事だ。インドアだから自分の部屋でやれば事故もないし、何より他人に迷惑を掛ける事もない。インドアラジオコントロールには現在車以外に、ヘリコプターや飛行機が販売されている。これを実現したのが携帯電話用に振動素子として採用されていた超小型モーターだ。これを飛行機やヘリコプターの動力部として搭載し、小さなボディを浮かせているのだ。片やmini-z(ミニッツ)はどうか。mini-z(ミニッツ)のドライブモーターは普通に模型界で出回っているマブチ130モーターだが、サーボ系にはそのモーターが使われているに違いない。(確認はしていない) このインドアラジオコントロールは、もしかしたら大人も楽しむ事が出来るだろう。TVゲームを今は親子で楽しむ家族もあるそうだが、私はTVゲームは好ましくないと思う。だがインドアラジオコントロールは親子で楽しむのは良いと思う。
柿島 一雅