mizuhoは三菱UFJ・三井住友と共に3大メガバンクと称される銀行の1つです。このmizuhoがサブプライム問題によって2007年9月中間がで赤字になると報じられました。さて、mizuhoの運命やいかに
mizuhoに関わらずとも、ここ最近で良く耳にするようになった〈サブプライムローン〉ですが、これはアメリカの低所得者向けのローンであり、主に住宅ローンを指します。信用度が低い=金利が高いの図式が成立し、それでも住宅を手にしたいと人気を呼び、融資残高は約1兆3千億ドルになっていました。しかしながらローン返済の延滞が06年後半頃から始まり、サブプライムローンの大手が上場廃止に追い込まれるほどになりました。そして又、ローン会社は融資したローンを証券化し、債権にして世界中の金融機関に売っていた為、この債権を購入した世界中の金融機関・世界中の株式に投資しているヘッジファンドを直撃しているわけです。mizuhoも例外ではありませんでした。しかし、mizuhoのようにこんなに早く影響が出るとは予想されていませんでした。いったい、mizuhoをはじめ日本の金融機関はどうなるのでしょうか。
mizuhoだけではなく、わが国の銀行は大多数が資金運用を海外のファンドに丸投げしています。ここ数年、アメリカの住宅は世界経済の牽引役であり、投資ファンドの投資対象として旨味のある市場となっていました。海外ファンドがサブプライムに多くの投資を行い、数年は順調でしたが、所詮住宅への投資に過ぎない為、識者からは既に構造的な脆弱性が指摘されていました。しかし、マーケットはアメリカの景気だけが頼りといったところで成り立っており、この指摘は無視されていました。かつての日本のバブル経済のように、住宅を購入し、転売した利ざやを稼いで一時は好調であっても、資金の回収が始まった途端にバブルが弾け、アメリカでも住宅業界を支える底辺の消費者のローン破綻という形になってしまったわけです。
mizuhoは導入された公的資金の返済に目処が立ち、積極的な投資戦略を始めたばかりで勃発したサブプライム問題は大変な痛手であり、またmizuhoに留まらず、影響がどのくらい広がるのかという把握はできるものではありません。
経済や金融のグローバル化は「赤信号、皆で渡れば怖くない」といった群集心理を伴い、これらが全世界に広がる危険を孕んでいます。
mizuhoが赤字に転落・・・といった報道がなされた直接の引き金は、サブプライムローン問題となりますが、よくよく考えてみるとmizuhoだけの問題ではなく、金融のグローバル化に伴う世界マーケットに対する、日本の金融機関の分析能力不足、即ち【丸投げ】の付けと考えられます。
mizuhoも他行も各々が独自の投資判断をする時期にきていることは紛れも無い事実です。
しかし、金融投資で常に黒字を計上することは至難の業であり、結局経験が最重要ポイントとなります。
mizuhoが第一勧銀・富士・日本興銀と合併したのは、世界経済に対抗する力をつけるためでしたが、一番必要とされる資金運用面での力不足が図らずも露呈してしまったようです。プロが大損をする世界です。私達素人が手を出すものではなさそうですね。